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三浦 誠之 院長

MASAYUKI MIURA

普段からできる予防と早期発見を目指す
専門性の高い眼科の診療にも対応

麻布大学獣医学科卒業後、同大学で眼科専科研修医として勉強を続けながら、横浜市内の動物病院で臨床の経験を積む。2012年、洋光台駅近くにみうら動物病院を開院。

三浦 誠之 院長

三浦 誠之 院長

みうら動物病院

横浜市磯子区/洋光台/洋光台駅

  • ●犬
  • ●猫
  • ●ウサギ
  • ●フェレット

幼少期から憧れていた獣医師になり開院

三浦 誠之 院長

幼少期から実家で犬・猫・ジュウシマツなど動物を飼っていて、幼稚園の頃には獣医師になると言っていたそうです。単純に動物が好きということもありましたが、動物園に行くのも好きで、当時は動物園獣医師になることに憧れていました。小学校に入り、野毛山動物園の一日飼育教室で飼育員の仕事を体験する機会があり、その際に獣医師になるにはどうすればいいのか聞いた覚えがあります。大学へ行き獣医師の免許を取り、横浜市の職員になれば動物園獣医師になれるとの答えでした。早速家に帰って、獣医師になるためにどの大学に行くべきか両親に相談した所、近場では麻布大学で獣医学の勉強ができると知り、麻布大学に入学し獣医師になることを目指したのです。
麻布大学獣医学科卒業後、獣医師として横浜市内の動物病院での勤務を始めたのですが、診療経験を積む中で、眼がおかしいと来院されるケースがあり、軽度の眼の傷以外にも全身疾患が眼に及ぼす危険性を感じました。当時眼科を専門にしている獣医師は少なく、自分の苦手な分野だったこともあって、母校に戻り眼科専科の研修医として約4年間勉強をしながら、約9年間開業医のもと動物の臨床に従事してきました。
私は港南区出身で洋光台は馴染みのある場所だったこともあり、2012年、洋光台駅近くにみうら動物病院を開院しました。

犬猫だけでなく、うさぎの様々な症状にも対応

三浦 誠之 院長

対象動物は、犬・猫・うさぎ・フェレットで、お越しになる飼い主さんは近隣の方が多く、小型犬や室内犬から高齢犬、共働きやマンション暮らしでも飼いやすい猫やうさぎなど、幅広く診療をおこなっています。犬猫で来られる方が多い中、最近はうさぎを診察することが増えています。勤務医として勤めていたクリニックがうさぎの診療を得意としており、その頃から様々なうさぎの症例に触れてきた経験があり、紹介でお越しになる飼い主さんも多くいらっしゃいます。
診療項目は、内科・外科一般・眼科・歯科だけでなく、避妊・去勢手術や腫瘍の摘出、ワクチン抗体検査やウイルス検査にも対応しています。犬は、年齢関わらず下痢や嘔吐などの消化器系の症状で来院されることが多く、眼の疾患や、足を引きずるように歩く跛行などでお越しになることもあります。猫の場合、元気がない・食欲が落ちてきたという理由で来院し、検査の結果かなり症状が進んでいると分かるケースが多くあります。発見される病気は多岐に渡りますが、特に腫瘍や腎機能などの内臓系の疾患が多くみられます。また、うさぎのメスは子宮のがんになりやすく、3歳以上で60%以上、5歳以上で80%以上が子宮のがんになるというデータがあります。うさぎのメスにとって、子宮がんはとても身近な病気で全身に転移することもあり得ますが、治療をしながらがんと上手に付き合って生活を送っているうさぎもいます。その他には、消化器系の疾患、不正咬合や歯の病気、近年では寄生虫由来のエンセファリトゾーンが原因で発症すると言われている神経疾患・白内障など、症状は様々です。

全身の疾患と関係の深い眼科に特化した診療も

三浦 誠之 院長

眼科は、感染や眼の腫瘍だけでなく、遺伝や内科的な疾患が影響しているケースが多く、眼球単体を診るというわけでなく全身の疾患として診ていく必要がある分野です。基本的には犬猫を対象としておりますが、最近はうさぎの眼の診療も増えています。
眼球を含む眼の周りはとても構造が複雑で、動物によって神経の分布などにも違いがあります。人間は白内障になると視覚障害が問題となりますが、犬猫はたんぱく質の変性による異物反応として眼の炎症が影響します。白内障で炎症を起こし緑内障に進み、視覚を失い痛みのコントロールが困難の場合、シリコンボール挿入術をおこないます。これは、炎症を起こしている物質を手術で除去し、除去した部分にシリコンを埋め込むことで、これまで通りの見た目を維持することができる方法で、犬猫だけでなくうさぎにも適用可能です。但し、あくまでも最終的な手段になりますので、そうならない為にも普段からのケアが大事です。眼の中の炎症を抑える目薬を使うことである程度進行を抑えることが可能です。特にうさぎの場合は、目薬を使用して現状維持をしていくことがほとんどで、手術に踏み切ることは少ないのですが、進行を抑える目薬を途中で止めてしまうと急に悪化することもあり、継続的な点眼が必要です。日々飼い主さんがご自宅でもできるように、当院では点眼の仕方の指導をおこなっています。

ペットの状態を把握し、予防に努める指導を

動物のほとんどの病気は、進行が進む前に発見することが大事です。例えば、早期で猫の腎機能障害がみつかった場合、食事を調整することである程度は現状維持ができることもあります。7割以上腎臓の損傷がないと、一般的な血液検査で分からないという現実もありますが、なるべく早い段階から治療をスタートするためにも、定期的な検診は欠かせません。1歳で数値に異常があり精密検査の結果両方の腎臓に奇形が見つかり、その後食事療法などを取り入れ10歳を超えても元気に飼い主さんと暮らしているケースもありますので、人間と同様、早期発見・早期治療が必要です。
また、飼い主さんが自身のペットの病状をしっかり理解することも大事なことです。他の病院でどんな薬を処方してもらっていたか把握していないことがよくあります。病気を治すことも大事なことですが、今どんな状況で、こういう症状がでているからその為にどんな治療を必要とするのか。開院して一次診療の場として診療する中、獣医師任せにするのではなく、飼い主さんが積極的に理解することも大切なことだと感じています。その為に、なるべく丁寧に分かりやすい言葉で説明をして、正しい知識を身につけてもらえるよう努めています。部分的な症状であっても、全身を診て総合的に判断する必要があり、病気や治療ということだけでなく予防の重要性についても飼い主さんに理解してもらえるように心がけています。
最終的には、病気にならない状況を作ることが一番だと思います。なるべく普段からできる予防をおこない、何かあれば軽度な状態で治し、良い状態で維持できるようにすることが何よりも大事です。高齢犬の場合は、最低限1年に1度の精密検査をおこない、3ヶ月に1度は簡単な身体検査をすることをおすすめしています。体重測定や触診や最近の状況をお伺いするだけで分かることもありますので、身構えることなくお気軽にお越し頂きたいです。これは、犬だけでなく、猫やうさぎにも言えることです。

これから受診される飼い主さんへ

犬の中でも種類により特有な病気が存在し、遺伝的な疾患もあります。その犬種にでやすい病気の症状、普段から気をつけることなど、来院の際にお伝えしていきたいので、気になることがあれば迷わずご質問ください。医療の場であり、飼い主さんも学べる場所として多くの方に利用して頂きたいです。飼い主さんがペットを看取る時に悔いの残らないよう、1つでも元気なうちからできることを一緒におこない、ペットのいる生活を楽しんで欲しいと願っています。

※上記記事は2019年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

三浦 誠之 院長 MEMO

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味:釣り
  • 好きな作家:アガサ・クリスティ
  • 好きな映画:『ショーシャンクの空に』
  • 好きな音楽:R&B、ゴスペル
  • 好きな場所・観光地:鎌倉

グラフで見る『三浦 誠之 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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