佐藤 成樹 院長への独自インタビュー

父のひと言をきっかけに、医師を志すように

父が開業医（内科医）でしたが、高校の途中までは医者になる気は全くなかったんです。近くで忙しそうにしている姿を見て、大変な仕事だと思ったんですよね。父に「医者を目指せ」とか、「跡を継げ」なんて言われたこともありませんでしたしね。ただ、ある時、父がポロっと「医者は一生続けられて、面白いんだよな」と言ったんです。私に言うわけでもなく、本当に何ともなしに一言呟いたんですよね。その「面白いぞ」の一言が妙に気になったんですよ。毎日診療だ、往診だって忙しそうにしているのに、何が面白いんだろう？って。それで興味が湧きまして、進路に医学部を選びました。

耳鼻咽喉科を専門に研鑽を積み、スキルを高める

医学生時代には色々な科を見て回りましたが、正直なところ、耳鼻咽喉科がよく解らなかったんですよ。授業で耳の内部の構造なども聞いていましたが、自分の頭の中で立体的に描くことが出来なかったんですね。それもあって、あの中（耳の中）ってどうなっているんだろう？と気になっていたんです。そんな時にたまたま、耳鼻咽喉科に誘って頂いたこともありまして、それなら耳や鼻の勉強をしてみようと、耳鼻咽喉科に入りました。
はまったきっかけは、医師になって数年目のことです。大学院での研究の一環で、目から鱗と言いますか、ある時ストンと構造や働きが自分の中に入ってきたんですね。そこで初めて「これは面白い！」と思えました。それを機に、耳鼻咽喉科でずっとやって行こうと気持ちが定まったんです。

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