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粕谷 奈都子 院長 & 健司 副院長

NATSUKO & KENJI KASUYA

予防を中心にした医療をご提供しながら
地域のみなさまの健康を見守っていく

東京医科歯科大学医学部を卒業後、循環器内科を専門に研鑽を積む。2004年、「中川駅」そばに開業。

粕谷 奈都子 院長 & 健司 副院長

粕谷 奈都子 院長 & 健司 副院長

中川駅前内科クリニック

横浜市都筑区/中川/中川駅

  • ●内科
  • ●循環器内科

循環器内科を専門に研鑽を積み、地域医療に貢献する

粕谷 奈都子 院長 & 健司 副院長

【粕谷 奈都子 院長】
12歳のとき瀕死のカエルを目の当たりにした経験が、医師を志す一番大きなきっかけになりました。肺が体よりも大きく膨らんだ状態で外に飛び出ていて、「このようなものが体の中に入っているんだ!」という驚きが人体への関心につながりました。その後、自分の興味が戦国時代へと移ったときもありましたが、あのとき自分の眼がとらえた生身の生き物の姿が頭から消えることはありませんでした。日本史の研究者と医師の2つの進路を比べてみて、やはり研究成果が人の健康に役立つ医師を選ぶことにしました。もちろん日本史も好きですので、書籍を買い集めては楽しんでいます。
 1995年に大学を卒業した後は母校の循環器内科の医局に入局し、医局に籍を置きながら東京都職員共済組合青山病院、国家公務員共済組合連合会横浜南共済病院、都立広尾病院で患者さんの診療をさせていただきました。そして博士号を取得した2年後の2004年に開業しました。

【粕谷 健司 副院長】
わたしも妻も両親は医療関係者ではなかったのですが、医師の仕事にはずっと関心がありました。わたしの場合は、努力して自分の能力を高めることが患者さんの利益に結び付くという、とてもシンプルな仕組みが職業選択の決め手になりました。特に開業医ですと、その構造はよりダイレクトに実感できます。患者さんのために研鑽してきたことが、わたし自身の向上にもつながるのです。
 27年間の心臓疾患と生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症など)を診療の中心とした勤務医生活を経て、2006年厚木市に「かすやクリニック」を開業しました。現在は当院の副院長としても勤務し、中川のみなさまの健康増進に携わらせていただいています。総合内科専門医、日本循環器学会専門医、スポーツドクター,日本医師会認定産業医、日本禁煙学会専門指導者などの資格を持っています。維持のための勉強が大変です。

子育てを経験したことで、開業をめざすように

粕谷 奈都子 院長 & 健司 副院長

【粕谷 奈都子 院長】
開業のきっかけは、子育てをしていて自分の健康をおろそかにしてしまった実体験からです。子供ができてからは生活が一変し24時間子供と関わることになりますが、自分が病気になったときに一番困りました。子連れで内科に行っても、待合室で泣いてしまったら、おむつのにおいがもれてしまったら…..と、気になって仕方ありません。子供が多い小児科に赴けば気になりませんが、まさか小児科の先生に自分を診てくださいとは言えません(笑)。結局家で寝ていれば治るのでは….と思っても家事と子供の世話があり、寝ていられるわけでもありませんでした。そこで、子育て中で自分のことは後回しにしている世代の「受け皿」になりたいと思うようになりました。
 一番うれしかったのは、このアイデアを伝えた際に主人が喜んで協力してくれたことです。勤務医としての経験からきめ細やかなアドバイスがもらえましたし、業者さんとの交渉時も同席してもらえました。何かとバタバタしていましたが、開業を決めた後はスケジュールに従って無我夢中で進めました。このときは保育園・幼稚園の存在も大きかったですね。特に幼稚園は、営業時間の間際あるいは19:00くらいまで面倒を見ていただけました。

重大な疾患を発症しないよう、予防にこそ意識を向けてほしい

粕谷 奈都子 院長 & 健司 副院長

【粕谷 奈都子 院長】
このように活動が活発な時期が一番、のちの病気の萌芽になるものができやすいのです。当院には比較的女性の患者さんが多いので、婦人科系疾患が元になる症状もよく拝見します。しかしこれに加えて気になるのは、健康診断で見つかるさまざまな異常値です。特に高血圧、高脂血症、肝障害、糖尿病の順番で多くなっています。ふだんの暮らしぶりをお聞きしますと、やはり不摂生な生活が原因となっているようです。接待が多くお酒がやめられない、しかも「飲んだ後のシメはラーメン」など、内科医として止めていただきたい生活習慣を疑問なく続けていらっしゃる方が多いのです。
 高血圧、高脂血症は30-40代で発覚することも多い異常です。糖尿病も含め、これらの病気はデータ上異常値がでてくるだけで痛くもかゆくもないため、患者さん本人が深刻に考えず、病気の進行に気づきにくい点が特徴です。「サイレント・キラー」とも呼ばれ 最初に発症した症状が脳卒中、心筋梗塞であることも少なくはありません。その状態を作り出すきっかけが、30-40代の生活習慣です。ですので逆に言えば、30-40代から治療を始めれば、重大な病気を招く原因を作りにくくなるとも言えます。

地域の「かかりつけ医」として、みなさまの健康を見守っていく

【粕谷 健司 副院長】
わたしたちはできるだけ患者さんのライフスタイルを重視し、ご要望やお悩みにこたえる診察をしていきたいと考えています。まずは専門である内科・循環器内科を主軸に生活習慣病の予防と治療に尽力したい所存ですが、持病をお持ちの患者さんのさまざまなご要望にもお応えしたいと考えています。
 また、必要に応じて大学病院や適切な医療機関の橋わたしをすることも重要な仕事です。

これから受診される患者さんへ

【粕谷 奈都子 院長】
診察で心がけているのは、問診に時間をかけて取りこぼさずにお聞きすることです。現在の状況を全てお話しいただき、その中から問題になりそうなことを丁寧に拾い上げていきます。また高血圧、腎臓病、不整脈、糖尿病などの生活習慣病を高いレベルで診療したいと考え、大学病院との連携を密にしています。「クリニックだからこの程度で」という妥協を許さない診療を心がけています。
 循環器疾患に関しては、入院をしなくても当院でかなりの程度まで検査ができます。患者さんにご自宅で測定していただくための検査装置も各種備えています。特に24時間心電図検査装置は、ご好評いただいています。ふだんの生活で「動悸・息切れ」が気になる患者さんにお貸しするのですが、精神的なダメージや心労などが原因となっているケースも少なくないため、客観的な数値データをご覧になって安心されるケースがよくあります。一方、「公園で散歩していて息切れがする」といったケースで、病気の可能性を考えてお貸しして大事に至る前に手が打てたということもあります。この場合はすぐに心臓ペースメーカーを入れる必要がある、かなり危険なケースでした。
 患者さんには、どうか忙しい時期だからこそ、健康管理に気を付けていただきたいと思います。肝臓など、一度壊れたら元に戻らない臓器も多いので、それを防ぐためにも健康チェックにお越しください。またデータをご覧になって異常があれば、まず生活習慣を改善してください。それでもだめな場合は薬があります。ご高齢で持病をお持ちの方も、それを悪化させないよう注意がやはり必要です。そのためのお手伝いをさせていただきたいと思います。


※上記記事は2014.10に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

粕谷 奈都子 院長 & 健司 副院長 MEMO

  • 出身地:[院長&副院長]横浜市
  • 趣味・特技:[院長]読書、弓道 [副院長]水泳、ダイビング、ヨット、旅行
  • 好きな本・愛読書 :[院長]主に歴史関係の書籍 「本能寺の変 431年目の真実」(明智 憲三郎著、文芸社文庫)など。 [副院長]大正から昭和にかけての日本文学。特に森鴎外、夏目漱石、太宰治、など
  • 好きな映画:[院長]アニメ映画。特に「風の谷のナウシカ」(1984年、トップクラフト制作) [副院長]ルキノ・ヴィスコンティの作品、黒澤作品。ほかには「太陽がいっぱい」(1960年、伊)
  • 好きな言葉・座右の銘:[院長]Whatever will be will be,「なるようになる」という意味です。子供をもってから「A型気質で育児をすると自分がつぶれる」と悟りました(笑)[副院長] 七転び八起き
  • 好きな音楽・アーティスト:[副院長]クラシック。特に「亡き王女のためのパヴァーヌ」(1899年、モーリス・ラヴェル)など。
  • 好きな場所・観光地:[院長] スイーツのお店 [副院長] 湘南、バリ島、欧州(10ヶ国以上回りました。)カルフォルニア、北京

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