福田 勝 院長への独自インタビュー

多くの方との出会いから産婦人科医、そして生殖医療へ

私は医学の道を志し、順天堂大学医学部に進みました。卒業後は外科について学び、この頃に外科の諸先輩方から医師としての考えの基礎を学びました。その後、医局長をしていた大学の先輩医師から誘われたのが産婦人科との出会いです。医局に入局し大学病院で勤務し、診療経験を積みました。脳性分化で有名な教授の大学院で研究に携わった後、日本の生殖医療のパイオニアの先生のおすすめで生殖医療を学ぶため米国カリフォルニア大学の産婦人科学教室に留学。帰国後、順天堂大学医学部での勤務を経て1992年に福田ウィメンズクリニックを開院いたしました。（JR横須賀線東戸塚駅東口より徒歩5分）。　
開院の場所として東戸塚を選んだのは、自宅からのアクセスが良いこともありますが、当時、大学の関連病院であった国際親善病院に近いのも理由の1つですね。開院後は、今の場所から100メートルほど離れた場所で診療をしていたのですが、今後もより良い医療を提供するため2018年現在の場所に移転しました。（JR横須賀線東口より徒歩2分）。個人クリニックとして高度生殖医療を手掛けたのは日本でも早い方で、神奈川県内ではおそらく最初ではないでしょうか。産婦人科、そして生殖医療に関わることができたのは、さまざまな方との出会いがきっかけになっていると感じています。

県内トップクラスの不妊症専門クリニック

当院は不妊症、不育症を治療する不妊症専門クリニックです。一般不妊治療から体外受精・顕微授精などの高度生殖医療まで手掛けています。体外受精、顕微授精等の高度治療を通院治療で行っており、その妊娠成功率は国内施設成功率の平均を上回ります。また、男性不妊症の治療にも取り組んでおり、無精子症等、高度男性不妊症については、専門医療機関泌尿器科との「連携システム」を採用して治療を行っています。
ただ、私が開業時に考えたのは、専門性と同時に地域の方のホームドクターであることです。ですから婦人科の診療も行い、婦人科の専門治療が必要な場合には、近隣の医療機関と連携し治療を行います。検査、治療ともに、入院負担のない外来診療のみで行っております。
当院は神奈川県で初めて顕微授精（ＩＣＳＩ）による妊娠・出産に成功しました。また、専門医療機関泌尿科との連携システムにより、精巣精子を用いた顕微授精により初めて妊娠・出産に成功しました。不妊症は一般に認知され、現在患者さんの9割は不妊検査、治療、生殖医療を目的でいらっしゃいます。タイミング法などの一般不妊治療を行う場合でも生殖医療の知識と技術を持っているのが当院の強みです。自然に近い形のタイミング法から始め、必要に応じてより高度な不妊治療へとステップを上げていきます。もちろんご夫婦のご希望を第一に考えますが、お体の状態、時間や費用などライフスタイルに合わせ、適切な不妊治療を提供していきたいと考えています。

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