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柿添 学 院長

MANABU KAKIZOE

大腸・肛門・消化器疾患の専門クリニック。苦痛の少ない内視鏡検査により、病気の早期発見・早期治療を目指す

県立横浜緑ヶ丘高等学校を卒業後、秋田大学医学部へ進学。横浜市立大学での研修後、同大学消化器・腫瘍外科学(旧・第2外科)へ入局し、関連病院にて大腸がんの診療を中心に経験を積む。国立病院機構横浜医療センターを経て、2023年4月に『大滝大腸肛門クリニック』の院長に就任。

柿添 学 院長

柿添 学 院長

大滝大腸肛門クリニック

横浜市戸塚区/戸塚町/戸塚駅

  • ●胃腸内科
  • ●消化器内科
  • ●肛門科
  • ●内視鏡内科

病気の早期発見・早期治療を目指して

柿添 学 院長

秋田大学医学部を卒業後は地元の横浜に戻り、横浜市立大学の研修プログラムを経て「消化器・腫瘍外科学」に籍を置きました。食道・胃・大腸といった消化器の中でも特に大腸を専門にし、大腸がん患者さんの手術や抗がん剤治療などを中心に経験を積みました。大学病院や関連病院で診療する中では、治療によって元気になられる患者さんがいる一方で、手術が困難なほど病状が進行した患者さんもいらっしゃいました。そうした現状を目の当たりにして早期発見・早期治療の重要性を痛感したことが、地域の中で診療していくことを決めた大きな理由です。
『大滝大腸肛門クリニック』を開設された大瀧先生は、私にとって横浜市立大学の先輩にあたります。そうしたご縁から大腸を専門にする私に声がかかり、このたびの院長就任に至った背景がありました。大腸がんをはじめ患者さんの幅広いニーズ対応できるよう、着任前には肛門疾患におけるトップランナーといえる松島病院にてトレーニングを積み、2023年4月に当院の院長に就任しました。

大腸と肛門、消化器疾患の専門クリニック

柿添 学 院長

『大滝大腸肛門クリニック』は文字どおり、大腸と肛門の病気に対する専門的な診療を行っています。私は日本大腸肛門病学会が認定する専門医の資格をはじめ、外科・消化器病・消化器内視鏡などの領域においても専門医の資格を取得するなど数多くの症例に携わってきました。一方で当院は開設以来、消化器と肛門の病気を専門に扱い、積極的な内視鏡検査によって病気の早期発見・早期治療につなげてきました。当院に信頼を寄せてくださる患者さんのためにも、私がこれまでに培った専門的な知識や経験を地域医療に還元していきたいと思っています。
大腸がんや胃がんは、早い段階で見つけることができれば根治が望める病気です。がんの根が浅いうちなら外科的な手術を必要とせず、内視鏡検査をするのと同じ要領で腫瘍の切除ができるのです。しかしそのためには、何も症状がないうちから定期的に検査を受けていただくことが必要になりますから、ぜひ多くの方に定期検診を受けることの大切さを知っていただきたいと思います。

スムーズな医療連携により安心の医療を提供したい

柿添 学 院長

大学病院などと異なり、当院は予約制ではありません。何か困ったときにいつでもご来院いただけますし、下部消化管(大腸)のみならず上部消化管(食道・胃・十二指腸)の内視鏡検査も行っています。内視鏡検査などの結果によっては当院でそのまま治療を行うこともありますし、入院を伴う治療や手術が必要な場合は地域の中核病院へとご紹介することができるでしょう。がんや痔の手術を受けられた場合も、退院後は再び通い慣れた当院で経過観察を担当させていただきますのでご安心ください。
外来診療・内視鏡検査・治療や術後のフォローなど、地域の中核病院と連携しながら消化器・肛門疾患の診療をシームレスにご提供できることが当院の強みです。診察の際には病状などを丁寧にご説明することを心がけ、患者さんに納得感を得ていただいたうえで適切な治療を行うようにしています。患者さんと目と目を合わせてお話をして、内視鏡検査の不安を和らげるようにお声かけをして……。そうして少しずつ信頼を積み重ねつつ、心からご満足いただける診療を行いたいと思っています。

専門医ならでは技術で苦痛の少ない内視鏡検査を実施

消化器がんの早期発見・早期治療のためには定期的な内視鏡検査が重要とはいえ、患者さんの中には内視鏡検査にマイナスイメージをお持ちの方も少なくないでしょう。また、せっかく検査を受けたというのに、病変を見落とすようなことがあっては意味がありません。そうした点では、これまでに培った知識・経験・技術が、きっと患者さんのお役に立つものと思います。
痛い・苦しいというイメージのある内視鏡検査も最近は機器の性能が向上し、検査に伴う苦痛や不快感などが軽減されてきています。加えて当院の胃カメラは、ごく細い管を鼻から挿入する“経鼻内視鏡”と口から管を入れる“経口内視鏡”のどちらにも対応でき、ご希望に応じて鎮静剤を使用して眠ったような状態で検査を行うこともできます。また大腸カメラでポリープ(発がん前の良性の腫瘍)が見つかった場合は、そのまま切除することも可能です。なお当院では合併症のリスクに配慮し、電気メスを使用せずより安全にポリープを切除できる“コールドポリペクトミー”を導入しておりますのでご安心ください。

これから受診される患者さんへ

『大滝大腸肛門クリニック』は戸塚駅から歩いて10分ほどの場所にあります。
これまでも大学病院などで大腸がん患者さんをたくさん診てきましたが、今や大腸がんは日本人の死亡者数で1、2を争う病気になっています。私は、病状が進んで手遅れになる前に「何かできることはないか」と考え、地域の中で診療していく道を選びました。また、大腸をはじめとした消化器の病気だけでなく、クリニックの柱である肛門疾患の診療にも対応するべく、痔・肛門の病気を専門的に診る病院で経験を積んできました。当院は高い専門性がありながらも、予約なしで気軽にかかっていただけるクリニックです。何かお困りのこと、ご心配なことがありましたら、どうぞ遠慮なくご相談ください。


※上記記事は2023年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

柿添 学 院長 MEMO

  • 出身地:神奈川県横浜市
  • 趣味&特技:サッカー、犬の散歩
  • 好きな場所・観光地:山、海

柿添 学 院長から聞いた
『大腸がん[直腸がん・結腸がん]』

受診する機会を逃さないことで未然に防ぐ

大腸は、約1.6mの臓器でその個人の身長とほぼ同じ長さと言われています。肛門側に消化した食事を運ぶ蠕動運動と、水分を吸収することで便の形成に働いています。大腸は盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸および肛門に分類されます。肛門から約12cmまでは直腸と呼ばれ、排便機能に特に重要です。それより口側が結腸となります。大腸がん(結腸がんと直腸がんの総称)は、罹患数および死亡数ともに増加傾向で、2021年における女性のがんによる死亡数の第1位で、男性の2位です(厚生労働省人口動態統計より)。大腸がんの発生には食事をはじめとする生活習慣、環境因子および加齢などが影響していると言われており、大腸粘膜や腺腫(ポリープ)に遺伝子のバリアント(異常)が蓄積して発生すると言われています。大腸がんの大部分が、良性のポリープである腺腫から癌が発生します(adenoma- adenocarcinoma sequence)。つまり、発がんする可能性のあるポリープを切除することで大腸がんの発生は予防できると考えられています。仮に発がんしても、早い段階で癌が発見された場合は、大腸内視鏡的切除(大腸カメラで癌を切除すること)で治癒が得られる可能性が高いので、定期的な大腸内視鏡検査が必要です。一方で、大腸がんのおよそ5%と少数ですが、遺伝する大腸がん(原因遺伝子が明らかにされているもの)もあり、遺伝性大腸がんと総称されます。代表的な疾患として、家族性大腸腺腫症(大腸に100個以上のポリープが多発する疾患)とリンチ症候群(大腸がん以外に子宮、卵巣、胃や尿路など多彩な関連腫瘍が発生する疾患)などがあります。家系内に該当する疾患がある方は、まず大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。最後に、検便(便潜血反応)などを契機に無症状のうちに大腸がんが見つかることが最も望ましいですが、血便、腹痛、便秘や下痢など症状が出てから内視鏡検査を受ける方も少なからずいらっしゃいます。症状があっても決して手遅れではありません。内視鏡的切除や外科的大腸切除で治癒が得られることも多いです。「検査がこわかった」、「痔だと思い込んでしまった」など受診しない理由はそれぞれあると思いますが、受診する機会を逃さないことが重要です。気がかりなことがある場合は、まずはかかりつけ医に相談してみてください。

グラフで見る『柿添 学 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION