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三島 渉 理事長

WATARU MISHIMA

咳を正しく診断し、早期治療へ導く呼吸器内科のプロフェッショナル

横浜市立大学卒業後、同大学附属病院では研修医として内科全般について学び、三浦市立病院内科では様々な症例に触れる。大学院病態免疫制御内科で4年間研究に携わりながら呼吸器内科専門医として外来診療の経験を積み、横浜保土ヶ谷中央病院(旧 横浜船員保険病院)内科・呼吸器内科を経て、2007年、上六ツ川内科クリニックを開院。2019年8月、弘明寺駅近くに移転し、横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニックへ名称を変更。

三島 渉 理事長

三島 渉 理事長

横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニック

横浜市南区/六ツ川/弘明寺駅

  • ●呼吸器内科
  • ●内科
  • ●小児科
  • ●リウマチ科

辛い思いをされている方の力になりたいと思い呼吸器内科の専門医に

三島 渉 理事長

私は口蓋裂という病気を持って生まれたので、幼稚園まで入退院を繰り返していました。唇が裂けてしまい思うように食事がとれない中、医師や看護師に温かく励ましてもらえたことが大きな心の支えになり、病気でお悩みの患者さんの役に立ちたいという思いから医師の道を目指しました。横浜市立大学卒業後、同大学附属病院では研修医として、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、糖尿病内科など内科の専門分野について学びました。その中でも、専門医が足りていない呼吸器内科に強く惹かれ、多くの方の力になりたいと思い専門性を深めました。三浦市立病院内科では様々な疾患の診療を経験をする中で、現場だけでは解決できない問題があると痛感し、大学院病態免疫制御内科で4年間研究に携わりながら呼吸器内科専門医として外来診療の経験を積み、その後、横浜保土ヶ谷中央病院(旧 横浜船員保険病院)内科・呼吸器内科を経て、2007年、上六ツ川内科クリニックを開院。それまで勤務医として大きな病院で診療をおこなっていましたので、開業医からの紹介でお越しになる患者さんの中には、ぜんそくやCOPDなど慢性の呼吸器疾患を抱えている方で、かなり症状が悪化してから専門医の診療に至るというケースを多くみてきました。症状を見過ごしていると、お薬の服用の量が増え、咳が改善せずに、ちょっとした風邪でも息が苦しくなってしまい入院しないと命に関わる状態になってしまうこともあります。患者さん自身のためだけでなく、周りのご家族への負担を和らげるためにも、早い段階から専門医による適切な治療をおこなうことの大切さを感じ開業を決意。2019年8月、弘明寺駅近くに移転し、横浜弘明寺呼吸器内科・内科クリニックと改めました。大変有難いことに、全国から治療を求めてお越しになる患者さんが増え、クリニックが手狭になりましたので、患者さんの利便性を考え、リニューアルオープン致しました。

喘息の症状を悪化させないためにも、適切な診断を

三島 渉 理事長

当院では、経験豊富な専門医による二診体制で、喘息や咳といった呼吸器内科の症状、内科・健康診断、糖尿病、リウマチに対応しています。喘息の治療で通院している方が全体の8~9割を占め、幅広い年齢層の患者さんにご利用頂いています。一般的には、内科と小児科は診療科目が分けられ、呼吸器内科の専門医であっても高校生以上を診療対象とし、小児喘息は小児科で診るべきだというスタンスのクリニックがほとんどですが、当院では0歳からご年配の方まで年齢に関わらず診療をしているのが特徴の一つと言えます。小児科は子どもの総合内科として診療を進めることが多く、専門的な知識や経験の不足から、症状の軽いうちは長引く風邪や気管支炎と診断されることがあります。また、最近では咳だけがでる咳喘息も増えているので、症状だけでは気管支炎なのか喘息なのか見分けるのは困難です。咳は誰にでも経験のあるポピュラーな症状である故に、原因となる病気は幅広く、医師による見解の違いが患者さんの混乱を招くことも。呼吸器の検査を導入しているクリニックはまだ少なく、最近増加している咳喘息の診断に有効的な呼気一酸化窒素濃度検査は、咳の外来を専門におこなうクリニックでしか検査をおこなえないという現状があります。いくら最新の検査に対応していても、診療経験がないと正しい診断が難しく、例え大学病院で検査ができても適切に診断ができないのであれば意味がありません。何となく症状が治まるものの何度も繰り返し悪化させることのないよう、いかに軽症な状態で正しく診断をして、適切な治療方針をたてるかが改善の鍵になります。当院では、大学病院並みの検査機器を完備していますので、原因不明の咳の診断はお任せ下さい。

ストレスマネージメントや食生活を見直す「栄養療法」も

三島 渉 理事長

実は、咳は精神的な症状と密接な繋がりがあります。場合によっては、一般的な内科の範疇を超え、カウンセリングのスキルが必要になることも。また、あまり知られていないことですが、食生活も喘息に影響を及ぼします。近年、遺伝子解析や人間の細胞の働きやメカニズムが解明され、栄養素はただ身体を動かすために必要なエネルギーではなく、人間の細胞が正常に機能するために様々な働きをしていると理論的に証明されるようになりました。一般的な吸入薬による喘息の治療だけでは症状が改善されない場合、食生活や仕事・生活環境によるストレスを見直すことで、最低限のお薬でより効果的な治療ができます。当院では、分子栄養学に則った考えを診療に取り入れ、栄養療法による喘息治療をおこなっています。喘息の患者さんには栄養カウンセリングをおこない、お薬の服用だけでなく、正しい食生活やストレスマネージメントなど健康に生活するためのお手伝いをしています。これは、現在病気でない方にも役立つ情報なので、お料理教室なども含め、健康な方がクリニックと接点を持てるよう、今後も様々な形で多くの方へ発信していきたいと思っています。

無理なく続けられる、生活スタイルに沿った最善の治療を

患者さんは何らかの解決したい症状があってお越しになるので、医療のプロとして自分たちのもっているものの中で、患者さんにとって最善な治療法をご提案するように努めています。例えば、喘息と食生活について、積極的に取り入れたいと思う方もいれば、生活背景から自身の生活に取り入れにくいという方もいます。患者さんお一人おひとりの事情を尊重して、押し付けにならないよう、可能な範囲で情報をお伝えしています。現代は医療における治療の選択肢が増えているので、医師が勝手に治療方針を決めることはできませんし、患者さんご自身もどのように治療をしたいのか、何を第一に重視したいのかを意識して頂きたいと思っています。我々の思いをご理解頂けるように、普段から患者さんとのコミュニケーションを大切にしています。

これから受診される患者さんへ

二週間咳が続くようであれば、ただの風邪ではない可能性が高いので、受診し検査をして頂くことをおすすめしています。ウイルス感染による風邪が原因となって咳が出ることは多く、一般的な免疫力を持っている方であれば一週間から長くても二週間程で自力で風邪は治りますが、二週間以上咳が続く場合は風邪以外の原因を疑う必要があります。小児喘息は成長するにつれ約8割の方は症状が改善されますが、大人になれば治るという病気ではありません。歳を重ねてから喘息を発症することもありますし、ご年配の方が再発するケースもありますので、早期発見・早期治療のためにも、専門医への受診をおすすめします。

※上記記事は2019年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

三島 渉 理事長 MEMO

  • 出身地:静岡県
  • 趣味、特技:テニス
  • 好きな本:『七つの習慣』
  • 好きな映画:『スター・ウォーズ』シリーズ
  • 好きな言葉、座右の銘:真実は一つ、解釈は無数
  • 好きなアーティスト:ゆず
  • 好きな場所:オーストラリア

グラフで見る『三島 渉 理事長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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