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井上 浩一 院長

KOICHI INOUE

お子様の成長を見守る地域のホームドクター
アレルギーの発症を抑制させる早めの治療を

昭和大学医学部卒業、同大学藤が丘病院で医局長を務め、横浜旭中央総合病院で数多くの臨床に触れ経験を積む。1998年、市ヶ尾駅近くに井上小児科医院を開院。

井上 浩一 院長

井上 浩一 院長

井上小児科医院

横浜市青葉区/市ケ尾町/市が尾駅

  • ●小児科
  • ●アレルギー科

生まれ育った地元で、将来を担うお子様の健康をサポートしたい

井上 浩一 院長

病気の後遺症で、ハンデを抱えていた叔父と幼少期から生活を共にしていたことで、自然と病気の人を治せるような仕事に就きたいと思ったことが医師を目指すきっかけになりました。医療的な活動に興味をもっていたので、高校生の時には青少年赤十字団でボランティア活動をおこなっていました。
もともと子供達が好きで、子供が好奇心をもって行動する姿を見ていると、彼らの将来のためにも、健やかな成長をサポートしていきたいと思い、昭和大学医学部卒業後、同大学の藤が丘病院小児科に入局し、小児科の専門医として診療を続けてきました。大学では小児科医局長を務め、横浜旭中央総合病院で小児科医長の経験を経て、1998年自分の生まれ育った地域で医療貢献をしたいという思いから、青葉区市ヶ尾に井上小児科医院を開院しました。
当院のロゴは「手の中できれいなお花が咲くように」一生懸命愛情をこめて子育てをされている親御さんの支えになりたいという思いを込めて作ったものです。
2008年に市が尾駅から近い今の場所に移転し、現在に至ります。敷地の隣に駐車場が併設していますので、お車でもお越し頂けます。
院内の待合室は広くゆったりしており、キッズースペースではお子様が靴を脱いで過ごせるようになっていますので、親御さんの目の行き届く場所でお待ち頂けます。入り口近くに隔離室や待機室があり、水瘡やおたふくかぜなど感染症の疑いのある患者様はこちらで待っていただいておりますので、感染症以外で来院されたお子様や親御さんにも安心して受診して頂けるよう配慮しています。またバリアフリーに対応しており、ベビーカーで診察室まで入ることもできます。

お子様の様々な症状に、豊富な検査機器を用いてスムーズに対応

井上 浩一 院長

当院では、お子様の呼吸器、消化器、皮膚、泌尿器、アレルギー、感染症などの症状と、健康診断、予防接種に対応しています。若いご家族が多い地域なので、近くにお住いの方を中心に乳児や幼児といった年齢層のお子様が多く受診しています。共働きのお母さんも多く保育園などでうつる感染症、食べ物による湿疹、咳や嘔吐、下痢が多く見られます。これらのお子様の様々な症状にスムーズに対応できるよう、検査機器も取り揃えています。
例えば、熱が続いている場合、風邪が少し長引いているのか、他の重い病気の可能性があるのか、見た目では判断が難しいときは血液検査をおこないます。迅速CRP測定装置は炎症反応を調べる検査で、重症度やウィルス性と細菌性の判定ができます。
また全自動血球計数機では炎症反応、出血の原因、貧血かどうかを調べることができ、いずれも採血から5~10分程度で結果が分かりますので、その場でお伝えし適切な治療がおこなえます。
その他には、すぐに結果が分かる尿自動分析装置と、呼吸器の障害を調べるための呼吸機能検査装置も導入していますので、喘息の診断や治療効果の確認が速やかにお伝えできます。インフルエンザ、アデノ、RSなどのウイルスや溶連菌の感染を調べる抗原検査もおこなっています。
また、当院では昭和大学藤が丘病院、昭和大学横浜市北部病院、聖マリアンナ医科大学病院、横浜労災病院と医療連携をとっていますので、症状が重い場合、詳しい検査が必要な場合は速やかに連携病院へご紹介致します。

小児喘息、湿疹、アレルギー症状に特化した治療を

井上 浩一 院長

お子様に多い病気の1つに小児喘息があります。生活環境が多様化しているので、食品やそれに含まれる添加物、居住環境、ペット、ストレスなどが要因となり喘息を発症し、何度も発作をおこしてしまうことがあります。咳が2週間以上続いたり、治っても繰り返す場合は、風邪の咳ではなく、喘息による咳の可能性も考えられます。喘息では発作が起きた時の治療と、症状が安定し良い状態を保つための維持治療があり、症状に合った治療が必要です。
また、小さい頃の湿疹が食物アレルギー、アトピー性皮膚炎となり、喘息や花粉症などのアレルギーを次々発症していく傾向があると言われています。この一連の流れを断ち切るためにも、乳児期に皮膚が荒れる症状が見られたら、正しいケアをおこなうことが大切です。放っておくと、炎症を起こした患部から食べ物のカスやほこりが体内に入り、食物アレルギーを引き起こす原因に繋がる可能性があるので、早めに処置をする必要があります。
アレルギー症状を改善させる治療に舌下免疫療法があります。これまでは飲み薬や点鼻薬で、一時的にスギ花粉やダニによるアレルギー症状を緩和させる治療方法しかありませんでしたが、舌下免疫療法はアレルギー症状を完全に克服できる可能性を秘めている治療方法です。治療期間は3~5年と長く、徐々に身体をアレルゲン物質に慣らしていく必要があるため、早めに治療を始めることをおすすめしています。スギやダニによるアレルギー性鼻炎を抑えることで、他のアレルギーの発症も抑制し、喘息による症状の改善にも期待できます。
舌下免疫療法は、2018年から5歳以上のお子様にも治療が認められました。毎日、舌の下に苦味のない溶けやすい錠剤を1分間ふくみ、その後のみむだけなので慣れれば小さいお子さんでも負担になりません。アレルギー症状をお持ちの患者さんの中には、全身に強くアレルギー反応を起こしてしまう方がいます。これらのアナフィラキシー症状の対策として、ご家庭でもできるようにエピペンの処方もおこなっています。エピペンとは、アナフィラキシーの症状を緩和するための補助治療剤で、注射の仕方の指導もおこなっています。エピペン処方の認定医院として登録していますので、心配な症状があれば是非ご相談頂きたいと思います。

お子様と親御さんに寄り添った安心できる診療を

お子様が診察のとき怖くないように、親御さんには専門用語をなるべく使わずに、分かりやすく丁寧にお話をするように心がけています。
開院から20年以上経ち、地域のホームドクターとして今後もみなさまのお役に立ちたいと思っていますので、どんな些細なことでもお気軽に相談して頂きたいです。「受診後に少しでもお気持ちが楽になれば…」という思いで、日々診療に向き合っています。また、小児科以外の専門医に診てもらう必要があれば、地域のクリニックの医師と連携をとって診療を依頼し、お子様や親御さんが安心して受診できる医院を目指し、これからもスタッフ共々精進して参ります。

これから受診される患者さんへ

病気の予防は何よりも大事なことです。現在様々なワクチンがありますが、生後2ヶ月になったら、できるものから早めに予防注射を始め、お子様の病気の予防に繋げて頂きたいと思います。喘息やアレルギーの治療が順調であっても、暫くはコントロールしていく必要最小限のお薬は続けて頂きたいと思います。
また、保育園などで蔓延する感染症を防止するのは容易ではありませんが、ご自宅で出来ることとしては生活リズムを整えることが大切です。
慢性的に「夕飯を食べる時間が遅い」「塾や勉強、テレビやゲームで睡眠時間が少ない」という状況は望ましくありません。お子様にとって、適切な食事や十分な睡眠がとれないと、体調だけでなく成長にも大きく影響します。
親御さんも多忙な毎日を送られているので全てを正しくとはいかないまでも、できることから改善することが、お子様の健康な身体づくりに繋がりますので、規則正しい生活を心がけて頂きたいと思います。

※上記記事は2019年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

井上 浩一 院長 MEMO

小児科専門医 /アレルギー専門医

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味・特技:登山、茶道
  • 好きな本:三浦綾子の作品
  • 好きな映画:『永遠のゼロ』『日々是好日』
  • 好きな言葉:『歳月人を待たず』(一日一日を無駄にしないように、自分への戒めの言葉です)
  • 好きな音楽・アーティスト:小田和正、チューリップ、五輪真弓
  • 好きな場所・観光地:上高地、尾瀬

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