末永 昭彦 院長
AKIHIKO SUENAGA
培養士外来を開設し、腹腔鏡下手術にも対応。不妊治療に特化して女性の一生に寄り添う婦人科クリニック
国立琉球大学医学部を卒業後、東京大学の産婦人科に入局、東京大学大学院を経る。生殖医療を専門に各地の大学病院で経験を積み、不妊治療や内視鏡手術に従事。2022年11月『メディカルパークベイフロント横浜』の院長に就任。
末永 昭彦 院長
メディカルパークベイフロント横浜
横浜市西区／高島／横浜駅
- ●婦人科
生命の神秘への興味から産婦人科医となり、生殖医療を専門に研鑽を積む
自分の周りに医師を含め医療従事者はいなかったため、子どもの頃の私にとって「医師はもっとも遠い職業」でした。そんな私がなぜ医学部を目指したのかといえば、「大学入学と同時に職業が決まる」という部分に安心を感じたからです。きっと、ただ漠然と学ぶことに抵抗があったのだと思います（笑）。高校を卒業して沖縄県にある琉球大学医学部に進学しました。
いざ医学部に入ったものの、自分の専門を決めるまでには少々時間がかかりました。最終的にこの分野を選んだのは「生命の神秘」に対する興味です。単一の受精卵から人間の体が形成されるメカニズムを学びたい、臨床的に一番近いと思えたのが産婦人科でした。研修医当時「卵に興味があります」と伝えると上級医の先輩方に驚かれました。少々異色の存在だったと思いますけれど（笑）。東京大学の産婦人科の門を叩き、大学院で「初期胚の遺伝子発現」の研究に従事するなどして研鑽を積みました。当時は医師が体外受精の培養を兼務するのは当たり前のことで、私も採卵から受精までの一連の流れを担当していました。また、本邦で広がり始めた顕微授精を導入するなど、生殖医療を幅広く経験できたことは今に繋がる大きな財産です。
不妊治療に特化し、女性の一生に寄り添う婦人科クリニック
東京大学をはじめ各地の大学病院にて研鑽を積んだのち、『メディカルパークベイフロント横浜』の院長に就任したのは2022年11月です。当院は不妊治療を中心にした婦人科クリニックを展開する「メディカルパークグループ」が開設した7つめのクリニックになります。最先端の生殖補助医療をご提供するとともに、グループ内の連携により腹腔鏡下手術にも対応するなど、患者様一人ひとりに適した医療を心がけております。
当院は不妊治療に特化した治療はもとより、月経や更年期に関わる症状や各種がん検診を含め総合的な婦人科クリニックとして対応しております。なお、自治体のがん検診指定医療機関ではないこと、妊娠12週目以降の健診に不対応ですので予めご了承下さい。
月経が始まる思春期からライフステージの変化に合わせて女性の一生に寄り添っていく婦人科クリニックとしてサポートしていきたいと考えています。
“卵のプロフェッショナル”による培養士外来を開設
当院のもっとも大きな特徴といえるのが、なんと言っても経験豊富な培養士による「培養士外来」を開設していることです。培養士外来では、卵子の質や受精卵の状態、「卵」に関わる疑問や不安を何でもご相談いただけます。当院専属の培養士は当グループすべてのART施設の立ち上げから採卵や凍結に携わってきたプロフェッショナルです。私自身、以前は「医師兼培養士」として仕事をしていましたので、これまでに培ってきた経験に基づき、「肌感のあるアドバイス」を差し上げることができると思います。生殖補助医療を治療対象とする不妊症の原因は様々ですが、たとえば、月経不順や無月経などの症状がみられる「卵巣機能不全」の患者様にも何らかの解決策をご提案できるかもしれません。私自身、前任の山王病院、卵巣機能不全外来では、卵胞発育・卵子の成熟・受精障害など難治性の不妊症に多岐に渡り携わってきました。専属培養士と力を合わせてより充実した医療をご提供したいと考えております。
グループならではの強みをいかして腹腔鏡下手術にも対応
一般に「生理痛」として知られる月経困難症は、子宮筋腫や子宮内膜症など子宮内部に腫瘍が存在する病気と関連があります。これらの病気は痛みや貧血などの症状をもたらすと同時に、時に不妊症の原因にもなります。患者様にこうした病気が見つかり、不妊治療の一環として手術をする必要がある場合、当院はグループ内で連携しスムーズな対応ができることが大きな魅力です。
グループ内の本院である『メディカルパーク湘南』は、不妊治療における腹腔鏡下手術の認定施設であると同時に分娩施設でもあります。また、当院と湘南の電子カルテは相互で閲覧できるため、よりスムーズな医療連携が可能です。思いがけないトラブルに見舞われた際、採卵・凍結をグループ内クリニックが連携することで難を逃れることができます。
こうした医療体制が整っていることは患者様にとって大きなメリットであると思います。
これから受診される患者さんへ
『メディカルパークベイフロント横浜』は「横浜駅」東口から徒歩2分、シウマイの崎陽軒様が目印です。当院では平日はもちろん、土曜日と祝祭日も診療しておりますので、お仕事をお持ちの方にも無理なく通っていただけます。婦人科のクリニック、特に不妊治療専門クリニックを受診することは少々ハードルが高いことかもしれません。そのため当院では居心地の良い雰囲気づくりを看護師、受付、コンシェルジュともども心がけております。待合室ではカップルや患者様にゆったりお寛ぎいただけます。
2022年4月より体外受精や顕微授精などの生殖補助医療が保険適用となり、一般的な治療になりました。当院では「培養士外来」を設けておりますので、体外受精ははじめてとおっしゃる方、なかなか妊娠に至らないという方にも気軽にお越しいただきたいと思います。不妊治療の方法は多岐にわたりますが、丁寧なカウンセリングや適切な検査のもと、それぞれのケースに適した方法をご提案致します。一人ひとりの患者さんに寄り添い、アンチエイジングの観点も含めたオーダーメイドの生殖補助医療をご提供したいと考えております。一人で悩みを抱え込まずにぜひご相談ください。患者様とのコミュニケーションを大切に、医師・培養士・看護師・受付が一丸となって患者様をサポートをさせていただきます。
※上記記事は2022年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
末永 昭彦 院長 MEMO
- 趣味＆特技：読書、音楽、サウナ
- 好きな本：失われる物語、神の動物園、松本清張、SF、手塚治虫
- 好きな音楽・アーティスト：ショパン、平井堅、Mr.Children
- 好きな映画：君にしか聞こえない
- 好きな言葉・座右の銘：山溜穿石
- 好きな場所・観光地：本屋、首都高羽田近辺
グラフで見る『末永 昭彦 院長』のタイプ
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どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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| 穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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