岸 学 院長への独自インタビュー

口腔外科で培ったスキルをいかして、地域医療に貢献する

父が医師でしたし親戚にも医療従事者がおりましたので、やはり子供のころから医療の仕事への関心が高く、影響を受けていました。その中でも歯科医師を目指しましたのは、最初から開業を念頭に置いており、歯科医の方が開業しやすいと考えたためです。やはり医療に関わる以上は、きちんとクリニックを構えて患者さんに寄り添う治療をしたいと考えていました。そして開業医としてなんでもできるように、大学では口腔外科を専門としていました。口腔外科では、全身の健康に目配りをしながら口の中を治していきます。診療範囲が多岐に渡り、様々な治療が可能なことから、これを専攻としました。1人の患者さんに対して、自分の力でできるだけのことをさせていただきたい….これが開業を志したときのわたしの考えです。当院では一般歯科だけではなく、小児歯科、インプラント、審美歯科、ホワイトニング、予防歯科も診療項目としていますが、これもやはり口腔外科を中心に口の中のことを広く深く学べたことが奏功しているように思います。

1994年の開業当時、加賀原では造成地が増えてきたものの、まだまだ空き地だらけでした。妻の実家が近く子育てがしやすかったことがこちらを選んだ一番の理由ですが、これから大きく育っていく街としての「片鱗」をうかがわせていましたので、その将来性に大きな期待がありました。開業後は人の流入が多くにぎやかな住宅地となりました。結果的にたくさんの患者様にお会いすることができ、開業医としてとても充実した仕事をさせていただいて現在に至っております。

29歳で開業したときは、わたしより少し上の35歳前後の患者様が多数を占めていました。必然的にその世代の患者様とそのお子さんをたくさん診させていただきましたが、みなさまが年を取られるとともにお子さんが減ってきています。若い世帯の方々も越していらっしゃいますが、やはり中高年世代が大多数になりました。現在は生活習慣病である虫歯・歯周病を食い止めることと、その予防が治療の中心になっています。

歯科医師の立場から、子供たちの健やかな成長を見守る

当院では矯正をしなくても幼児期の歯並びを治せる「萌出咬合誘導」を採用しています。これは乳歯の生え変わりのタイミングを利用した方法で、治療はやや長期にわたるのですが確実に治せます。治療のメカニズム、期間、治療費はほとんどかかりません。詳しいことにつきましては、どうぞお問い合わせください。

続きを読む→